(メモ)
[1] 英和辞典にまつわる従来の歴史観を否定することから始まり、新しい枠組みを提案しようとする論考は刺激的。初期の英和辞典で採用された「訳語」をめぐる議論では、中国語(漢語)から日本語を作り出していく過程を知ることができました。
★『諳厄利亜興學小筌』のページ写真を見た中国人留学生が「この訳語は日本語じゃなくて、中国語ですね」と語ったことを思い出しました。
★これらの書物のページを繰っていると、ほんとに辞書研究って面白いな、と強く感じます。それをまとめるご苦労は、想像を絶するものがありますが。