庄原:英語生涯学習講座終了

第3週は、私の「英学の伝える学びを体験する」でした。
広島県にゆかりのある英語教育史の中から、
1)漢文訓読式の英文解釈とグループメソッド(←森修一の独案内)
2)復文(←世良寿男の教案)
3)ディクテーション(←岡田實麿の講演)
4)連想式単語学習法(←広島中学校『英語之基礎』)
を取り上げました。
明治期以降、広島にはこうした実践があった、こんなことを考えている人がいた、という情報を交えながら、実際にその学習法の一部を参加者に体験してもらいました。
こうした「英学的」な学びの中には、今でも十分活用できるものが多いと感じます。実際、今なお教室で実践されているものもあります。
「CALL的」なアレンジが可能であれば、現代の学習者により身近な学習方法が提示できるように思います。
学ぶ人の年齢や場所を問わない英語学習法、それこそ「いつからでも始められる英語」であれば、と思います。連続講座のテーマは、そんな願いでつけました。
少人数ながら、とても熱心な受講生の皆様に囲まれて、充実した時間を過ごすことができました。感謝です。