英教史: 2007年度全国大会

日本英語教育史学会の第23回全国大会
充実の大会でした。関係の皆様に感謝。以下は月報に書いた感想です。
◆①松坂先生のお話を大変興味深く拝聴しました。随所に楽しいエピソードが盛り込まれ、貴重な音源から「生の声」をご紹介くださるなど、まさに「感動!」のご講演でした。身近な人にしか語れない五十嵐新次郎の人物像を、彼が生きた時代の英語界の動きと絡めてご紹介くださり、英語教育史研究のあり方を考える上でも大変示唆的であったと思います。懇親会での松坂先生の素敵なスピーチもお聞きする機会に恵まれ、心に残る一日となりました。
②発表会場には熱気が溢れ、充実の時間を過ごすことができました。多くの方々のご発表を一つの会場で通して聞くことができたのは良かったと思います。全国大会での発表は、月例会で時間をかけて議論を深めるスタイルとは異なっていますが、それぞれが私たちの学会にとって重要な役割を担っていると感じました。
③昨年度に続いて書店の出店があったことを喜んでいます。特に地元の古書店からは、我が学会に相応しい多くの書籍を出してくださり、いろいろな収穫がありました。個人的な研究テーマとの関係ですと、広島高師の英語部出身者の何人もが、後に京都大学を進路として選んだことを再認識する機会となりました(そのうちの一人、小原国芳氏に関する本を何点か手に入れました)。(Horse)