英教史:第218回例会

日曜日は、日本英語教育史学会第218回例会。通信教育をテーマに、多くの資料を駆使し、未開拓の分野に切り込んだ、とても刺激的な発表だった。
通信教育の学びが雑誌講読と異なるのは、そこに「双方向性」があるから、との発表者の指摘を聞いた途端、「ならばこれは、eラーニングの源流ではないか」との思いを持ちながら、発表を聞き続けた。
教室の学びと大きく異なる「通信教育ならでは」の特徴は何か。「添削」を例に挙げた発表者氏の言葉に、大きく肯いた。そこにはやはり、「個対個」の関係がある。
教室ではなかなか実現しない学びの可能性を思い、歴史でありながら非常に現代的な切り口からの展開に、ワクワクした。
江利川氏の発表は、いつも聞き手を魅了し、鼓舞する。私も頑張らねば、と決意を新たにした。