毎日が締め切り

 さっさと一月が、いんでしもうた(←往ぬる)。逃げるばかりの二月に入り、毎日が仕事の締切日。
 先週末は英学史支部のニューズレターを発行し、ウェブサイトを更新する。高梁例会の余韻に浸りながら、新年度の準備にかかる。
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 週の前半は、瀬戸内側の2つのキャンパスへ出かけた。会議の合間に覗いた三原の古書店で、島々を巡る郷土史や、明治の教育史に関する本を入手。県内のあちこちに、郷土の歴史を伝える古書店があることを嬉しく思った(備北のそれをまだ見つけることができずにいるのが少し残念)。
 ネットのおかげで今週手にしたのは、Conversation-Grammarと銘打った斎藤秀三郎Practical English Lessonsの一つ(明治34年)。
 そして大日本国民英語学会の通信教授内容見本(大正3年)。こういう冊子もあるのね、と思いながらページを繰る。具体的な学習内容とともに、あちこちに「入会の絶好期来れり!!」「本会に入会すれば」などとあり、入会したくなった。
 今日届いたのは金子健二の『英語基礎学』(大正7年)。全国でも所蔵館の少ない幻の書だ。先輩から情報を得て慌ててゲット。いつもいつも有難うございます。広島英学にゆかりのこの書は持っておかなくては、ね。
 雪の舞う町で、頭と懐は寒く、心は温かく。毎日の締め切りなんて、へっちゃらさ(ってことはないけれど)。