英学史:ニューズレターNo.82

支部ニューズレターNo.82を発行。
今年度の支部総会・第1回研究例会(通算72回)の案内を掲載しています。
http://tom.edisc.jp/eigaku/reikai/reikai072.pdf

◆◆◆
広島英学史の周辺(48)

明治期の英語独習書を集めたデータベースを作成しています。訳述者のひとりに「林 十次郎」という名がありました。号は「林 朴堂」。ナショナル,ロングマン,ユニオンなどの読本独案内,ローヤル読本やカッケンボス合衆国史の直訳を出しています。奥付に「広島県士族」とありますので,広島ゆかりの英学者のひとりに加えたいと思います。
国文学研究資料館「近代書誌・近代画像データベース」によると,鶴声社が出していた『演説撰誌』第10号(明治15年11月),第12〜15 号(明治16年1月〜2月)の編輯兼印刷長として林の名前が掲載されています。
鶴声社というのは・・・
と,ウェブ上を彷徨う時間的な余裕が今はありませんので,いずれ腰を据えて調べてみたいと思います。もし「林 十次郎」についてご存知の方があれば,ぜひ情報をお寄せください。
男気に沸くスタジアム。記憶に残る年となりますが,記録もまだあきらめません。「信じて待つ」のがカープファン。
では皆様,総会・例会でお会いしましょう。(馬)