日本英語教育史学会第188回月例研究会

大阪市立東淀川勤労者センターでの例会に参加しました。

  • 研究発表(1) <調査報告> 

「敗戦直後の「墨ぬり」英語教科書に関する実証的研究」(磯辺ゆかり・和歌山大学大学院生)

当時すでに教師であったN先生と、墨を塗った生徒の一人だったA先生の体験談も飛び出し、戦後の教室の一コマが浮き彫りにされた大変興味深いご発表でした。

  • 研究発表(2) 

「H. E. Palmerの英語教授法と長沼直兄日本語教育−『The Standard English Readers』『標準日本語讀本』の補助教材の比較分析−」(中川裕子・同志社女子大学

長沼直兄日本語教育での業績を、パーマーの英語教授法と結びつけた、まさにワクワクするご研究。学としての言語教育が辿った道筋を明らかにする今後の展開が楽しみです。パーマーを新しい角度から眺めることができそうです。