2006-01-01から1年間の記事一覧

英教史: 月報207号

12月28日付けで日本英語教育史学会月報207号を発行しました(抜粋は、ここ)。 今回のEDITOR'S BOXです。 ◆◆ 今年こそは、と思いながら、いつしか「来年こそは」に変わる季節。幼い頃から身についた三日坊主はなかなか抜けません。▼会員の竹下和男先生より、…

英学史: 学会報No.111

日本英学史学会の学会報No.111が届きました。英学史研究の基本は資料である、という当たり前のことを、改めて感じさせてくれる充実の記事の数々。コレクター魂!をくすぐられる号でした。

英教史: 199回例会

今月17日の例会では、画像データベースの意義や可能性について議論しました。テキストからなるデータベース、たとえばコーパスと比較すると、画像データは「コンピュータプログラムを用いた言語処理が容易でない」という特徴(弱点)を持つわけですが、OC…

英学史: 日本英学史学会支部報告(本部会報用)

1)支部研究例会の開催 中国・四国支部平成18年度第2回(通算55回)研究例会は、12月2日(土)、竹中龍範支部長・田村道美副支部長のご尽力を賜り、お二人のご勤務校である香川大学教育学部を会場として開催されました。参加者12名。2本の研究発表はい…

英教史: 日本英語教育史学会月報206号

日本英語教育史学会の月報206号を発行しました。(抜粋[PDF]はここ) ◆今回のEDITOR’S BOX 『英語教育』12月号「日本人はどんな英語を学んできたか:教科書の定番教材から見て」は、英語教育史の話題満載の興味深い特集でした。英語教科書の教材で今も心に残…

英学史: 日本英学史学会中国・四国支部55回例会

今年度第2回、通算55回めとなる英学史支部例会が開かれました(高松例会)。 とても良い会でした。2本の充実した発表への感想は後日アップします。

英教史: 日本英語教育史学会198回例会

198回例会が開かれました。 月報用の感想です。 ◆多くの資料を整然とまとめられ、経済界の要請が英語教育に大きな影響を与え続けていることを明解に分析された好発表でした。効率や数値目標を重視する財界の論理、それは学校という場に相容れないものではな…

例文

Cambridge Dictionary of American English (2000) より、can の例文。We're doing the best we can, but we won't make our deadline.頑張ってもできないことはありますが、できないときは頑張っていないことが多いです。 ずいぶん待ってもらって、ひとつ原…

英学史: 支部ニューズレター48号

日本英学史学会 中国・四国支部のニューズレター48号を発行しました。12月2日(土)開催の支部例会の案内が中心です。ニューズレター全文(PDF)はここ。◆◆ 今回の「広島英学史の周辺(十四)」 ▼相談役の妹尾啓司先生より、頼山陽史跡資料館開館十一周年記念…

英語教育史月報205号

日本英語教育史学会の月報205号を発行しました。(抜粋[PDF]はここ) ◆今回のEditor's Box: 今年で3 回目となる大阪例会(関西では4 回目)は大変実りある会となりました。東先生の楽しいお話は懇親会にも引き継がれ、時の経つのを忘れるほどでした。▼懇親…

英語教育史学会ウェブサイト更新

英語教育史のサイトを更新しました。 最近、ウェブから情報を得て入会される方が増えてきました。とても嬉しいことです。新しい方からのお問い合わせやお申し込みに迅速に対応し、より正確さを期すために、ウェブ経由の場合は「メールによる入会申込」に統一…

英学史全国大会終了

全国大会での発表を終えました。資料はここにリンクしています。 毎回の反省ですが、もう少しうまくまとめて「時間内で伝えたいことを過不足なくビシっと決める!ような発表」を心がけたいと思います。今回のように発表時間が短い場合は特に、要点をまとめる…

或る英語教師

英語教育史の大阪例会。発表は東先生による「或る英語教師の生涯」。浜林生之助の生涯について、非常におもしろいお話を聴くことができました。伝記のエッセンスの一部を「3つの出会い」という切り口でまとめ、資料の解釈においては随所で鋭い仮説が提示さ…

英語教育史・月報作業終了

月報の作業を終了し、ウェブサイトを更新しました。 http://tom.edisc.jp/e-kyoikushi/ 10月例会は大阪での開催です。◆◆ 独案内で広く行なわれた英文解釈、いわゆる「漢文訓読式」の方法について、7月5日の日記にコメントを頂きました。ちょうど9月末の講座…

講座終了

今週は、中学校・高等学校の先生方の前でお話しする機会がありました。資料は、こことここ。 言語材料の定着のために、 「音読のバリエーション」「英語と日本語の行き来」 に関わることがらを、英語教育史や視聴覚教材と絡めてお話ししました。 評価につい…

アカデミイ書店

別のブログに、「そういえば、最近行ってないな」と書いたので、行ってきました。 http://academy.dip.jp/ いつもいろんな発見がありますが、今日は105円棚を中心に。 『月刊言語』のバックナンバーや、辞書特集の『解釈と鑑賞』、それからいろいろと。 ・竹…

君に面白がることがあるなら

前期の授業は少々スランプ気味だったので、後期を前に再点検中です。 「先生業はうまくいってますか」 「最近、自信をなくしてます。自分は教師に向いていないんじゃないかと」 「どうして」 「自分が面白がっていることを生徒に押しつけているだけなんじゃ…

英語教育史学会9月例会

日本英語教育史学会第196回例会に出席しました。 発表は(1)平成元年の中学校学習指導要領、(2)ネスフィールドの履歴、の2本。 (1)は発表後のフロアの議論が多いに盛り上がりました。指導要領を解釈するためには、その時代背景と、その中で生まれた…

パソコンがテレビデオになった日

アンテナ線をデスクトップのバイオにつないで、チャンネルを設定して、テレビの番組開始と同時に録画ボタンを押す。45分間を見終わって、録画終了ボタンを押したら、約1.3ギガでハードディスクに保存されておりました。Do VAIO では、再生もDVDへの焼付けも…

日本英語教育史学会月報203号

月報を発行しました。抜粋はここ。 自分が発表した例会の報告をするのは、ちょっと妙な気持ちです。 合わせて、今月の月例会情報もアップしました。 http://tom.edisc.jp/e-kyoikushi/monthly.htm

日本英学史学会報 No.110

学会報が届きました。なんとも充実のラインナップ。 『和英語林集成』デジタルアーカイブの紹介があったので、さっそく探訪。 http://www.meijigakuin.ac.jp/mgda/ こうしたデジタルアーカイブは益々充実してくることと思います。一緒に全国大会のプログラム…

The Oxford 3000

遅まきながらOALDの第7版を購入。興味深いのは、英語のキーワードとして選定され、この辞書の定義語として用いられる The Oxford 3000。 http://www.oup.com/elt/catalogue/teachersites/oald7/oxford_3000/ パーマーの3,000語と比較すると面白そうです。◆◆…

一休み

3週続いた週末の発表を終えました。 http://tom.edisc.jp/research/ さすがに疲れて、ブログの更新もお休みしておりました。 発表直前はテーマに関することばかり考えていますが、ふと「連想の糸」がつながって頭の中がすっきりする瞬間があります。閃きを…

英語教育史学会月報202号

6月の第194回例会の様子を伝える月報202号を発行しました(抜粋はここ)。次回例会では、久しぶりの例会発表に臨みます。タイトルは「森 修一『ニュー ナショナル リードル獨案内』と庄原英学校」。以下概要。◆◆◆ 発表者の勤務校が位置する広島県庄原市には…

高知での全国英語教育学会

8月の全国英語教育学会での発表を申し込みました。タイトルは「制限語彙とコミュニケーション能力養成に関する一考察」。これまで歴史的に見てきた教科書と語彙選定の歴史の流れをもとに、現在の「語数は削減、ねらいはコミュニケーション!?」という問題に…

東京での収穫

今回の東京出張も、神保町ぶらぶらの時間が取れました。収穫は、・宮田幸一『ヴァンドリエスの言語学』興文社, 1940.(巌松堂で2,500円) ・菅沼岩蔵『初級英文典』三省堂, 1894.(日本書房で1,500円)巌松堂では、勝俣活用辞典の初版(1,000円)も。来月末…

英語教育史194回月例会

昨日は194回例会に参加しました。昭和40年代の教員研修の様子を辿る発表とディスカッションは、とても実り多いものとなりました。中でも「英語教師が持っておくべき知識」について考えさせられました。配布資料の中の、昭和40年代の中高教員向け研修のテーマ…

英学史学会支部紀要『英學史論叢』の発送

英学史学会中国・四国支部の研究紀要『英學史論叢』第9号を先月末の研究例会に合わせて発行し、当日不参加の会員諸氏へ発送完了(今回の目次はここ)。ちょっと下の日記で触れた、CALLの歴史に関する英学史時評も書きました。英学史でCALL、というのも変な取…

英語教育史月報発送

英語教育史学会の全国大会の様子を伝える月報を発行(抜粋はここ)。今年は平日になかなか時間が取れないので、週末が使えないと発行がどんどん遅くなってしまう。反省。

英語教育史学会 全国大会終了

日曜日に全国大会を無事に終えることができました。今回は研究発表に加え、特別報告も担当したので、準備が大変でしたが、直前の数日間はかなり集中して、2つのプレゼンにまつわる「歴史」に思いを馳せる時間を過ごしました。焦りはありましたが、濃い時間…