2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

公開講座終了

「明治期の英語教科書 ― 庄原英学校とナショナル・リーダー」と題する公開講座。チラシはここ。 庄原英学校で用いられたとされる「スペリングブック」と「ナショナルリーダー」について、CALL教室の視聴覚機器を使いながらの90分。熱心な市民の皆さんを前に…

前田VS上原

【英学徒の隠れ家日記より】 久し振りに市民球場へ。今年で見納めとなるあの場所へ、シーズン中に一度は足を運びたい、と思っていた。 午前中は雨。昼頃には上っていたようで、ちょっと外へ出てみると、球場の照明が点いているのが遠くに見えた。試合開始ま…

正則ナショナル第三リードル独案内

庄原出身の森 修一による訳著書。明治23年に出た第5版(初版は明治20年だが、当初は2巻に分かれていた。入手したのは合本版)。昨日古書店から届いた。手にした同書は3点目となる。 「独案内」とは独習書のこと。英語教科書中の全ての英文について、各英単…

英教史:第213回月例研究会 / ペリーとハリス

日本英語教育史学会の第213回月例研究会に参加。このところコンスタントに20名を超える参加者があって、昨日も盛況だった。 最初の発表では宮田幸一『教壇の英文法』がテーマ。やがて活字になるので、詳細は省く。ただ一つ、何年か前に「宮田のこの本は初版…

ソーンダイク基本英語単語

竹原常太『ソーンダイク基本英語単語』大修館書店, 1934(第13版 1935)を入手。写真の左が今回のもの。右は戦後になって再出版された版(1950 / 第21版 1962)。 基本語の確立を目指した竹原が、ソーンダイクの1万語に、入試の重要語を加えて編んだ単語集…

The Standard English Readers

ついに現物を手にしました。竹原常太の The Standard English Readers 1巻と2巻。 土曜日に Erik さんから「日本の古本屋に出てるよ」と連絡をもらい、即注文。貴重な情報提供にいつも感謝感激です! それで今日届いた2冊。これまで手元の復刻版をもとに…

ゴールドフィンガーを支えるオロナイン

【英学徒の隠れ家日記より】月に一度、右中指の腹をテカテカさせながら、紙を折る。今回はいつもの5倍の枚数。さすがのゴールドフィンガーもお疲れの様子。写真のオロナインは指に塗るためではない。折り目の仕上げに、折った紙10部程度をまとめて圧縮する…

英教史:月報220号

日本英語教育史学会の月報220号を発行した。(表紙ページは、ここ) 今回のEditor's Boxです。 EDITOR'S BOX 月報220号の「記念号」をお届けします▼新しい体制がスタートしたことをお伝えする今号は切りの良い号数であったことと、個人的に私は「2」が好き…

先月の東京出張で

前回の英語教育史例会の翌日、久し振りに神保町を歩いた。 三省堂から明治大学へ向う交差点の角に、洋書を扱う小さな古書店があって、そこの店先のワゴンがなかなか良いのです。 ハロルド、イー、パーマ『英語の六週間』英語教授研究所, 1929. Gaston, Charl…