ソーンダイク基本英語単語

umamoto2008-06-06

竹原常太『ソーンダイク基本英語単語』大修館書店, 1934(第13版 1935)を入手。写真の左が今回のもの。右は戦後になって再出版された版(1950 / 第21版 1962)。
基本語の確立を目指した竹原が、ソーンダイクの1万語に、入試の重要語を加えて編んだ単語集。竹原によれば、ソーンダイクの上位5千語中、85%は受験単語と重なるという。
竹原の単語集が1934年(昭和9年)2月に出た後、同じ年の11月には赤尾好夫『受験英語単語の総合的研究』(旺文社)が出版される。この初版は少し前に手に入れた。「豆単」(昭和17年初版)の親に当たる「単総」だ。赤尾は、やはりソーンダイクと、入試単語を調査して4千語を選んだ。
竹原は457ページで、赤尾は850ページ。赤尾のほうにはフルセンテンスの用例や、語源、関連語などが収録されている。
同じ年に出た2つの単語集を、少し比べ読みしてみたいと思う。