公開講座終了

「明治期の英語教科書 ― 庄原英学校とナショナル・リーダー」と題する公開講座。チラシはここ
庄原英学校で用いられたとされる「スペリングブック」と「ナショナルリーダー」について、CALL教室の視聴覚機器を使いながらの90分。熱心な市民の皆さんを前に、少し緊張しながら無事終了。
庄原英学校は存続期間が短かった分(明治17〜25年)、記録として残されたものが乏しく、具体的な教育内容については推測の域を出ないものが多い。その推測のためには、当時の社会状況、教育政策、地域の様子など、様々な事柄を勘案しなくてはならない。すでになされた研究を基礎とし、未だ明らかにされていないところを見つけては、一次資料を探したり二次資料を整理しながら、それを埋めていく。この作業は、なかなか進まないけれど、楽しいものだ。
発表資料は、近日中にアップ予定。