ニューナショナル独案内 / 逃避行動

umamoto2008-10-17

森 修一『正則ニューナショナル第一リードル独案内』を入手。明治33年に発行された第35版。表紙には35版とあるが、奥付は34版となっている。(「版」は、今では「刷」と言うところ)
この著者の独案内は、年に1点くらいネットで見つかる。2003年に『第二リードル独案内』を手にして以来、6点めになる。近代デジタルライブラリーで全て閲覧可能なのだが、版が異なると奥付に記された著者の住所が異なる。今回のものは庄原の住所だ。
これまでで一番新しい版だが、初版から15年間も版を重ねていたことが分かり、嬉しくなる。
発表まであと一週間。

◆◆◆

逃避行動

【英学徒の隠れ家日記より】


研究発表が近づいて気ばかり焦る。その上、学内の大きな仕事や、原稿の校正や、あれこれ同時にこなさなければならないので、頭の中は混乱状態。
そんなときには古切手。洗面器の水の中で封筒から離れていく切手を紙の上で乾かす。ここでまた貼り付いてしまうものがあるので、あとでまた水に浸ける。きれいに剥れたものは、本に挿んで重石を載せて、と。
(重石と言っても、本です)
こうやって逃避する朝のひとときでした。