英語教育史194回月例会

昨日は194回例会に参加しました。昭和40年代の教員研修の様子を辿る発表とディスカッションは、とても実り多いものとなりました。中でも「英語教師が持っておくべき知識」について考えさせられました。

配布資料の中の、昭和40年代の中高教員向け研修のテーマは、英米文学、英文法、英語の背景、言語心理学、あるいは日本語に焦点を当てたものなどが並んでいます。「授業に直結する」「明日の授業に役立つ」という性格と異なるものが少なくなかったようです。教材の読みを深めたり、教師の知識を豊かにすることに重きが置かれていたのではないかと感じました。

日頃、授業を上手に進めることばかり気になってしまい、英語にまつわる様々な知識を貪欲に求めてこなかった自らを反省する機会になりました。