2006-01-01から1年間の記事一覧

Tom McArthur

英語教育史の発表準備で、Tom McArthur の Living Words を読んでいる。所収論文の一つ "The vocabulary-control movement in the English language, 1844-1953." は、僕のテーマにとって重要なもの。彼の主張は、結局のところ、重要なのは選ばれた語のリス…

英学史ニューズレター46号

日本英学史学会中国・四国支部のニューズレター第46号を発行。こちらはそのまま支部のウェブサイト上にPDFファイルでリンクしているので、僕のところで発行を始めて以降のものは、全文読むことができる。昨日のCALLの歴史について、編集後記で少し触れていま…

CALLの歴史(その1)

コンピュータ支援の語学学習(室)、いわゆるCALLを英学史にどう位置づけるか。室に( )を付けたのは、CALLを Computer Assisted Language Learning とするか、あるいは最後のLをLaboratoryとするか、2つの立場があると思うので。区別するために、前者を「CA…

月報発送終了

郵便局の休日窓口で月報発送作業を終える。多数の同時発送は、局によって手続きが違うので、できるだけ簡便にやってくれるところが助かる。前に発送した大きな局では、一つ一つ自分で「料金別納」のスタンプを押す必要があった。郵便局の規模が小さくなるほ…

日本英語教育史学会月報200号

月報のウェブ版を発行。今回は記念の200号。抜粋はここ。全国大会のプログラムなど、学会ホームページを少し更新。これから印刷物を折って封筒詰めの作業が待っている。子どもの頃から諸先生、諸先輩に事務仕事は鍛えてもらっているので、それなりに自分のス…

新学期の英学史・英語教育史

中国山地の丘陵地帯にあるキャンパス周辺は、たくさんの桜で賑わっています。春の庄原は大好きだけど、ゆっくり楽しむこともできず、相変わらず新学期は大忙し。今月初旬に英語教育史学会の月報199号を出して、この日曜日は東京の月例研究会へ。韓国の英語教…

古本屋(福岡)

年度末の出張で、久し振りに福岡を訪れた。幻邑堂で買った本。 ・オグデン・リチャーズ(床並繁 訳述)『意味の意味』(英語学ライブラリー30)研究社, 1958. (400円) ・小原國芳・小林健三『澤柳教育:その生涯と思想』玉川大学出版部, 1961. (2,800円) ・…

長いスランプ

日本の古本屋で「英学」を検索していて、『英語青年』第111巻第1号(1965年1月号)がヒットした。「日本の英学を支えた人々:福沢諭吉」とあるので早速注文した(加能屋書店)。どこかの図書館で復刻版を見れば良いのだろうが、これも何かの縁。僕の生まれた…

日本英語教育史学会月報197号

今年のブログは、英学史と英語教育史に関する ・研究 ・学会事務局の仕事 ・古本関係について、引き続き発信していきたいと思います。昨夜ようやく英語教育史月報のウェブ版発送。郵送版はこれからです。 抜粋はこちら。今回の> 記録的な大雪となった師走も…