新学期の英学史・英語教育史

中国山地の丘陵地帯にあるキャンパス周辺は、たくさんの桜で賑わっています。春の庄原は大好きだけど、ゆっくり楽しむこともできず、相変わらず新学期は大忙し。

今月初旬に英語教育史学会の月報199号を出して、この日曜日は東京の月例研究会へ。韓国の英語教育の歴史、中でも小学校英語教育の歩みに焦点を当てた研究発表を聞いて、現在の日本が抱える問題を改めて考える良い機会となった。

児童英語や大学英語の学会で、近隣諸外国の初等英語教育の情報を得ることはあった。が、多くは「今」の話。今回のように、歴史的な視点から見えてくるものは多いだろう。もっと我々が他の学会へ打って出て、「歴史」の面白さを語り続けなくてはいけませんね。

今回泊まった神田明神近くの小さな宿は、とても好い感じのところでした。この路線をぜひ続けてもらいたいもの。

これから連休にかけて、英語教育史の方は次の月報を出して、来月20・21日の全国大会では研究発表&特別報告。発表では1930年代を中心に、Vocabulary Control Movement を振り返ってみる予定。

英学史の支部の方も、月末までにはニューズレターを出して、来月27日の研究例会へ向けて準備。紀要の編集もあるので、連休はそれにかかりっきりかな。ほんと、相変わらずの大忙し。

歴史関係のことばかり書いているが(そのためのブログですが)、大学では新規導入されたCALLの世話ばかり。ハイテクにも明るい歴史研究者への道。