英教史:月報210号

月報210号を編集、発行。発送作業終了。今回は全国大会のプログラムの印刷・発送もあって、ちょっと大変でした。
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何かと慌しい年度はじめですが、大型連休で一息ついていらっしゃる方も多いかと思います。▼この頃たびたび地震のニュースを耳にします。能登半島をはじめ各地で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。つい先日中国・四国地方でも少し大きな揺れを感じました。どうか皆様お気をつけください。▼4月例会では小林敏宏先生より、音在謙介先生との共著論文「『英語教育史学』原論のすすめ―英語教育史研究の現状分析と今後の展開への提言」(『拓殖大学論集』265, 2007年)の紹介がありました。読み応えのある提言です。▼田邉祐司先生から『がんばろう!イングリッシュ・ティーチャーズ!』(三省堂, 2007年)をいただきました。自主研修を続ける現職教員への応援歌。田邉氏がさりげなく紹介する独学の先達、その「知の水平線」に圧倒され、鼓舞された読者も多いと思います。同書には新入会の富永裕子先生による「学び心向上の歩み」も。▼『英語教育』5月号には江利川春雄先生の時評「格差社会の英語教育」。内外のデータを駆使し、歴史的視点に立った現代への、切れ味鋭い提言です。▼出来成訓先生の「『考える』ことと『書く』こと」『複眼』11(神奈川大学外国語科目教育協議会, 2006年)では、「母語教育の再構築」が望まれる、と訴えていらっしゃいます。「考え」「書く」ことが絶対に必要である、ということも。▼日々、言葉を見つめ続けたいと思います。皆様のご研究情報お待ちしています。(HB)