JACET全国大会(2)

JACET二日目。語彙レベルを分析するツールや多重知能理論、小学校への導入など、今日もたくさんの発表を聞きました。プレゼンのあり方について、聴衆をリラックスさせる話術というのがあるなあ、と思いながら聞いた発表がいくつかありました。
ハンドアウトの役割も変わりつつありますね。発表ではパワーポイント、ハンドアウトはウェブサイトに掲載、というスタイルの発表が定着すれば良いな、と思います。発表者は部数を気にしなくて良いし、聴衆はハンドアウトを奪い合わなくて済むし。
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Michael WestのGeneral Service List(1953)に言及した発表がいくつかありました。Thorndikeの頻度表などをもとに、PalmerとWestが「主観的に」選んだ2,000語からなるThe Interim Report on Vocabulary Selection(1936)。これにLorgeのSemantic Countを加え、語義毎の頻度情報が加えられたGSLは、今なお価値ある語彙選定とみなされているようです。
語彙選定を含むパーマーの仕事については、以下のサイトが詳しいです。
http://www.warwick.ac.uk/~elsdr/WritingsofH.E.Palmer.pdf