英教史の月報と中秋の名月と

umamoto2009-10-04

日本英語教育史学会の月報233号を発行し、ウェブ配信と郵送を終えた。学会ウェブサイトは、ここ
今回の「Editor's Box」は次の通り。

初めて例会を開催した県立広島大学の広島キャンパス(大学名に「県立」を忘れると別の大学かと思われるのでご注意)、前身は大正9年に広島高等女学校(明治34年創立)に置かれた専攻科だ。昭和3年に広島女子専門学校として独立し、戦前は「女専」と呼ばれた。映画『父と暮らせば』で宮沢りえさんが演じた図書館に勤める主人公は、女専の出身だった ▼キャンパスの位置する宇品(うじな)は広島の歴史を語る上で欠かせない場所だろう。明治22年に築港した宇品港は、明治27年に広島まで開業した山陽鉄道と軍用線(宇品線)で結ばれた。日清、日露、その後も出征の拠点となった港だ。かつて海軍兵学校のあった江田島は、宇品からフェリーで30分のところにある ▼瀬戸の島々へは、波の少ない平和でのどかな海の旅が楽しい。潮の香は、原爆や軍都とは無縁のように感じるが、その歴史に知らぬ顔はできないように思う。他県の会員諸氏を迎える広島例会は、地元の歴史を振り返る大切な機会となる ▼ぜひまたご来広を。(HB)

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月々の活動報告作業を終えた昨夜は、中秋の名月。・・・ということで、今日の写真は、ひろしまから見た月の報告。