ユニオンからライトハウス

敬愛する先輩(と、勝手に呼ばせてもらってます)から、『ライトハウス英和辞典』第5版が届きました。一段と行き届いた辞書です。昨年末に出講先の英語科教育法で、『ユニオン』『アンカー』『新クラウン3版』の1972年学習英和トリオの比べ読みというのをやったのだけど、そのユニオンから35年めの、トータルで6回目(?)の改訂になるのでしょうか。
情報が盛りだくさんであるだけに、「まえがき」にあるように「辞書を活用する力」が不可欠のように思います。辞書好きを増やすことも英語教師の役目かも知れませんね。
内容から少し離れますが、辞書についてくる透明なビニールのカバー、これは外して使うことにしています。その下の素材の手触りで好き嫌いを決めることが結構あるのです。で、ライトハウス5版。色といい手触りといい、ここ最近の学習辞典系では群を抜いています。まあこういうオタッキーな決め方はどうかと思いますが、気に入りました。
書物を手にすることを愛する一人として、この辞書を覆うビニールカバーは無いほうがもっと愛好家を増やすのではないかなあ、などと勝手なことを考えています。ついでに書くと、新刊書や辞書にくるりと巻かれた帯。最近はそれも装丁の一部を担っていて、表紙カバー(これも無くして、字や絵は本来の表紙に刷り込んでくれたほうが嬉しいのだけど・・・)と一体化するようなデザインになっていますね。その帯を、すぐに剥いでしまう僕は邪道かしらねえ。
ずいぶん脱線しましたが、世界に誇る二言語辞典を世に問い続ける日本の辞書界。その中心が電子媒体に移りつつある中で、紙媒体での奮闘を続ける辞典を応援しつつ、今日からまた「辞書読み」の生活に入りたいと思います。