隠れ家ってどこ?

【英学徒の隠れ家日記より】

ずいぶん昔のことになるけど、職場で辛かった頃に、自分の過ごす時間のうち何分の一が辛い時間なのかな、と考えたことがあります。職場にいる時間とその仕事について考えなくてはいけない時間を合わせても、まあこんなもんか、というくらいの比率でした。それ以外の時間も僕の人生なのだから、そっちにまで辛いことを引きずらないで気持ちを切り替えよう、という得意のプラス思考で、切り抜けたように思います。

その頃からでしょうか。自分の人生の多面性というか、一人何役もという(ちょっと傲慢な)思い込みの中、今はどの顔、ということを少しずつ意識するようになりました。ほんとは全部、中途半端なだけです。

「英学史日記」のほうは研究的思考の時間の中で書き綴り、こっちの「隠れ家」は余暇のリラックスモードのもの、という棲み分けを決意して、年の初めに相互のブログをリンクしました。はてなグループを使うと、はてなに複数のブログを持てるのですよ。

と言っても書いているのは同じ人間なので、いくら僕が役者でいくつもの顔を演じられるといっても(笑)、同じような内容になったり、書く場所が混同したりします。でもとにかくこっちは完全に、自由時間の落書き帳。だからそういう時間を過ごす場所はどこでも、僕の隠れ家なのです。