京都は暑かった。そして「夢のつづき」

【英学徒の隠れ家日記より】


一昨日は京都へ出張。目的地への移動中、少し時間があったので、三十三間堂国立博物館へ。京都駅から歩いたのは少々無謀でしたね。
三十三間堂は、今から30年ほど前に、中学の修学旅行で訪れている。旅行前に初めて買ってもらったカメラ(オリンパス Pen EEシリーズ)で、訪れた場所をあちこち撮った中に、たぶん今回携帯で撮ったのと同じような写真があったように思う。あのときも、長い本堂を一枚に収められなかったな。
暑かったけれど、あの頃を思い出して、清清しい思いで、目的地の出町柳へ向った。
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そして今日は、「夢のつづき」。
まずはストレート。とろりと甘い芋の風味、と書きかけて、おやっ、と何度もチビリチビリ・・・。この、サラリとしつこくない舌触りはいいぞ。
次は冷やしたミネラルウォータを少しずつ足して、ほどよく混じり合う様子を楽しむ。鼻から喉にかけて、豊かな香りが広がっていくようだ。まあしかし、気がつくとやはり、呑兵衛は水を足した以上にボトルの中身を足していくわけだね。
ミネラルではなくて、こっちはどうかな、と、邪道であることは知りつつ、この頃お気に入りの100%オレンジを加えて、特製カクテルを試す。これは正解かも、だ。「夢のつづき」は、主張しつつ混じっていく。芋の香りを保ちつつも、オレンジを受け容れているぞ。
と、書きながら思ったのは、「主張しつつ混じる」っていいね、ということ。
なんだかんだと思いをめぐらし、牡丹色の夏の日が暮れた後の暑さを忘れ(今日はちょっと涼しい)、幸せな気分になる。ボトルを贈ってくれたK氏に感謝しつつ。