英教史:第220回月例研究会

日曜日は東京の専修大学神田キャンパスで月例研究会。英文法をテーマにした若い研究者による緻密な発表と、聴衆との豊かな質疑応答。とても面白い研究協議の場となった。
文法用語を整理する際に、意味によってまとめていく場合と、形によって括られていく場合がある。「仮定法」のあとに、現在、過去、未来、そして過去完了を付けるとき、そこには意味と形式が混在していることを改めて思った。
かつて敬愛する先輩がお亡くなりになったとき、学校英文法史をライフワークとした彼の業績を史的に検討する研究に着手した(そのときの発表スライドは、ここ)。このときに読んだ論文がいくつも紹介された今回の発表を聞きながら、伊藤裕道先生のことを思い出した。