英教史月報236号

日本英語教育史学会の月報236号を発行し、ウェブ配信と郵送を終えた。(最初のページはここ
今回のEDITOR'S BOX。

坂の上の雲』がたびたび話題にのぼる(さすが歴史を愛する集団だ)。ついこの間まで「坂の上の」と聞けば「ポニョ?」と笑っていた私も(ポニョは「崖」の上)、話題に遅れまいと、日清・日露の時代を描いた司馬遼太郎の長編と格闘している ▼『坂の上』の舞台となった松山は、私の好きな町の一つだ。学生時代、毎年春の合宿で道後に一週間滞在し、日本最古の温泉に毎日通った。松山へは広島や呉からフェリーで出掛けることが多いが、しまなみ海道を渡る旅もいい。尾道今治と、橋で結ばれることなど想像もできなかった昔から、様々な往来の歴史があったことを思うのも楽しい。先日、同僚からこの海道沿いの歴史について尋ねられ、まず挙げたのが村上水軍と塩だ ▼東京例会では、今治の方と杯を傾けながら、瀬戸内の史話に花を咲かせた。塩の話をしながら、ふと、おにぎりが食べたくなった ▼2009年も暮れようとしています。今年も月報を応援してくださり有難うございました。新年が皆様にとって素敵な年でありますように。(HB)

郵送分も年内に届くだろうか。