広島例会から1週間

 日本英語教育史学会9月例会が終わって1週間。2004年春の例会から数えて8回目、広島での開催は恒例となったが、今回は初めての会場。例によって心配性はいろいろと神経を使ったが、杞憂に終わる。多くの参加者を得、なごやかな雰囲気の中、充実の研究発表が続いた。
 研究発表は2本。人物史の解明を推し進める刺激的な発表と、海軍兵学校の入試問題の特徴を明らかにする大変興味深い発表。いずれも豊富な資料に基づくもので、大いに勉強になった。
 両発表を通じて印象深かったのは、先行研究として言及された論考の各著者が目の前に座っておられ、フロアとの質疑応答が大変活発に行われたこと。コーディネータのさばきも議論を豊かに導く。このように研究者が相互に刺激し合い、そのテーマが発展的に継続していくことが、この会の面白さであるとの印象を強くした。
 夕方からの懇親会も楽しかった。皆様に感謝したい。
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 例会が終わって1週間、ようやくブログを更新。まもなく後期の授業が始まるので、落ち着かない日々だ。
 そういえば、例会の前日は同じ場所で公開講座を行った。広島キャンパスでの講座は初めてだったが、庄原とはまた違った雰囲気で、楽しい時間を過ごした。熱心な参加者の皆様に感謝。
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