学校史から見た広島の英学

というタイトルで、今週金曜日の1限に授業をする。「地域の理解」というオムニバス授業で、去年に続き1コマだけ担当することになった。
昨年は「庄原英学校130年」と題して行ったが、他キャンパスへの遠隔配信は初めてのこと。公開授業なので遠く離れた同僚が聞いてくれていたり。いろいろと戸惑いながらも、楽しい経験だった。
今回は少し幅を広げ、明治期の中等学校の例を挙げ、そこで行われた英語教育の姿を紹介しようと思っている。もっとも、「そこで行われた英語教育」は、完全に解明されたわけではない。それに迫ろうとする研究の一端を紹介できればと思う。
明治期の学校体系を整理しようとして、次々と出される法令や、めまぐるしく変化する制度に戸惑いながら、何とか配布資料は形になった。あとは画像を駆使したパワーポイントの作成が残っている。たいへんだけど、僕が一番、勉強になる。
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『英語青年』が休刊するというニュース。学会情報をいつも掲載してくれた『青年』は、今後はウェブ上で情報提供を行うという。
戦前のバックナンバーには、研究のためにずいぶんお世話になった。これからもそれは変わらないだろう。