平和な街散歩

【英学徒の隠れ家日記より】

朝からアストラムラインで市内中心部へ。用事を終えたら帰りは散歩。平和大通りを横切り、川沿いを北上して原爆ドームへ。さすがに天気の良い休日は、国内外からの観光客で賑わっている。目の前で始まったガイドさんの説明に耳を傾け、案内板では得られない情報を得る。産業奨励館として賑わっていたという、ドームのかつての姿に思いを馳せる。

カープが現球場で戦うのは、わずかに数試合のオープン戦を残すのみとなった。球場を通りがかったときは、開門時間が迫っていて、ちょっとワクワクした。本当は見に行きたかったけれど、今日は断念。楽天には負けた模様。

図書館、お城、美術館をブラブラして、歩いて帰宅。いい運動になったので、午後は爆睡。

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日中はのどかに過ごしたが、夜は e-Tax と格闘。ずいぶん時間がかかった上に、さらに十分な国民の義務を果たす。
ときおり「税金で食っている」とされる人々に対し、メディアが厳しい目を向けている。が、公的な立場の人こそ、極めて優良な納税者であることを忘れてはいけない。そう、いけないのだ。
ウェブ上の操作と、e-Taxのソフト上で行うことと、その関係が十分に伝わってこないのが辛くて、アンケートにそう書いた。説明をしっかり探し、しっかり読むべきなのだろうが、そこのところにもうちょっと、親切な配慮が欲しいと思った。
何はともあれ、年に一度の大きな義務を果たし、確定申告の提出を終えた。週明けにはまた、懐が寂しくなる。

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前に、あるコラムで、ドームは「誇る」べき世界遺産なのだろうか、という趣旨の文章を書いた。それが出来てしまった事実を、人類は誇ってはいけないのだが、その事実を守り伝えることは、誇りを持って続けなくてはいけないことだろう、と思う。

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