2008-01-01から1年間の記事一覧

日本の私塾

奈良本辰也(編)『日本の私塾』角川文庫, 1974. 図書館で借りたこの本の目次。歴史や漢字、知らないことがたくさんあるので、ウェブで勉強だ。 松下村塾(吉田松陰) 藤樹書院(中江藤樹) 古義堂(伊藤仁斎) 廉塾(菅茶山) 咸宜園(広瀬淡窓) 鈴の屋(…

ブログはたいへん

今日はさっきから、コミュニケーションのことや、今日買ってきた『唱歌と国語』にある漢文訓読式の英文解釈法について書こうとしているのだけど、編集ミスで書き直したりしているうちにまた消えて、明日が早いのでこんど改めて書こうと思います。でもブログ…

藩校の時代

徒歩で市内中心部へ。中央図書館の上の階で、郷土資料と参考図書を見て回りました。 大石 学(編)『近世藩制・藩校大事典』より、広島関係分を複写。広島藩の藩校の始まりは1725(享保10)年の講学所。1869(明治2)年には城内に洋学所が設立され、翌年、四…

倉田百三文学館講座第2回

午後から百三講座の第二回。先週に続いて今日も雪でした。今回の講師は高校の大先輩で歴史家の館長先生。「倉田百三と戦争」というテーマのお話でした。 昭和6年の「15年戦争」が始まった年から昭和18年に百三が死去するまでの間、右傾化を強める百三の姿を…

丹那

【英学徒の隠れ家日記より】 昨日の日曜日、実家を訪ねて周辺をウォーキング。先週は結構歩きました。歩数計も復活したし。そう、今日は半年に一度の尿酸値検査・・・。 ラジオ体操や盆踊り・秋祭りなどで懐かしい穴神社周辺もずい分景色が変わっていました…

倉田百三文学講座 / 庄原市立図書館

庄原市田園文化センターでの倉田百三文学講座初日。 『出家とその弟子』の原点について、地元のご住職からお話をうかがいました。百三の地元ならではのエピソードや、親鸞研究の歩みを交え、作品の背景を解説してくださいました。第一幕のモチーフとなった枕…

英教史: 月報217号

日本英語教育史学会の月報217号を発行。会員の皆様へのウェブ配信と郵送を完了しました。 今回の Editor's Box です。 ▼「暦の上ではもう春」というこの時期の決まり文句には、春を待ちわびる気持ちが込められているように思います。この冬の厳しさは一層、…

広島城ふたたび

【英学徒の隠れ家日記より】昨日の続き。実は再訪。堀の北側には、陸軍幼年学校の門柱が残っています。今日は天守閣だけでなく、復元された二の丸に入って見学。改めて広大な城であったことを思い、ちょっと複雑な心境。お城の後は中央図書館へ。梅が咲き始…

広島城の近代

【英学徒の隠れ家日記より】 徒歩で広島城天守閣へ。企画展「広島城の近代」へ行って来ました。中へ入るのはずいぶん久し振りのことです。小さな頃から高所恐怖症の僕は、階段の吹き抜けを見下ろすだけでビビッていたものだけど、今日はさすがに大丈夫でした…

無限大

高原書店から『無限大』No.88(1991年夏・特集「ハーン、百年後の解釈」)が届きました。これは日本IBMの広報誌。わが図書館に並んでいたので手に取ったところ、ハーンの特集号が。さっそく古書検索で見つけ、ネットで注文。写真が豊富で眺めるだけで楽しい…

脳のデフラグ

【英学徒の隠れ家日記より】「眠らなくてもいい」という人が羨ましい。睡魔に襲われると「起きていられない」僕は、短時間睡眠の人や、徹夜のできる人のことを凄いと思う。眠れない悩みを持つ人には申し訳ないが、僕のは「過眠」気味の悩みだ。それでいつで…

広島英学史の周辺(19)

2月2日付けで日本英学史学会中国・四国支部のニューズレター53号を発行。会員の皆様へのウェブ配信、そして印刷・発送も終えました。 末尾のコラム「広島英学史の周辺」は今回で19回目。事務局を引き受けて丸5年。今年度のニューズレターも無事に4回発行する…

図書館と古本屋さんのハシゴはみんな好き

【英学徒の隠れ家日記より】 いつもの悪ガキ3人組。昼前に出発し、かつて住んでいたアパート近くの土手を歩きながら、悠々と泳ぐ大きな鯉の群れや、川面に浮かぶマガモたちを眺めます。空にはアオサギかな。アストラムライン4駅分を歩いて隣の区の区民セン…

第2回英語生涯学習講座

昨年に引き続き、今年度も英語生涯学習講座を開催することになりました。 http://www.pu-hiroshima.ac.jp/~umamoto/koza02.pdf 今回は、百三作品を英語で読んでみたいと思います。

英語教授法集成

Erik氏から古書店に出てるよ、とメールをもらったのが28日。すぐに図書館から手配してもらい、昨日古書店から到着。登録が済んで、今朝から私の研究室に。 枩田與惣之助『英語教授法集成』開明堂, 1928. これはハードカバーだけれど、薄い紙を袋とじ印刷した…

ハイキング,ウォーキング

【英学徒の隠れ家日記より】プレッシャーのかかる平日のスタートです。昨夜遅くに北の街へ着いて、どうも今朝から足腰が痛いなあ、と思っていたら、土日に身体を酷使したことが原因だな、と気づきました。◆◆悪ガキ2人を連れて、土曜日はスケート、日曜日は…

隠れ家ってどこ?

【英学徒の隠れ家日記より】ずいぶん昔のことになるけど、職場で辛かった頃に、自分の過ごす時間のうち何分の一が辛い時間なのかな、と考えたことがあります。職場にいる時間とその仕事について考えなくてはいけない時間を合わせても、まあこんなもんか、と…

若き洋学者

藤森成吉『若き洋学者』が届く。三瀬周三の伝記小説。 英学の源流に、こうした蘭学を修めた若い人々のエネルギーがある。学ぶ人たちの話を読むのは楽しい。鶴見俊輔『高野長英』や、森 銑三『おらんだ正月』もパラパラとめくってみる。 このパラパラ読み、な…

いつでもいっしょに

【英学徒の隠れ家日記より】今朝も寒いっ! 顔がひんやりします。部屋の中に居るのだけどね。 2004年の年末から、ほとんど毎日一緒に過ごしているのが我が愛機です。出張だろうが、帰省だろうが、日中は触らないだろうなと思うような日の通勤だろうが、常に…

幻?の「ベーシック辞典」

アマゾンから書籍が届く。相沢佳子『850語に魅せられた天才C・K・オグデン』、竹内理『「達人」の英語学習法』、高山宏『近代文化史入門』、鹿島茂『神田村通信』。 オグデンのベーシック・イングリッシュは、研究対象として少しずつ資料を集めている。193…

大学で学ぶ理由

『IDE現代の高等教育』という機関誌が回覧で回ってくる。ちょっと「まじめに」拾い読みをしてみた。 特集「大学の社会貢献」に寄せられた記事の中で鷲田清一氏は、美術館へ足を運ぶ理由を「1.見たかったものを見に行く。2.見たこともないものを見に行く…

東京出張

土曜日は国立国会図書館。広島高師の初期のころの教授陣や卒業生の情報を収集中で、その一環の調査。検索して、閲覧を申し込んで、図書やマイクロフィルムが出てくるのを少し待って、必要なページは複写を依頼する。雑誌論文のオンライン複写というサービス…

ユニオンからライトハウス

敬愛する先輩(と、勝手に呼ばせてもらってます)から、『ライトハウス英和辞典』第5版が届きました。一段と行き届いた辞書です。昨年末に出講先の英語科教育法で、『ユニオン』『アンカー』『新クラウン3版』の1972年学習英和トリオの比べ読みというのをや…

Memory-jogger

Roget's International Thesaurus 4th edition (1977) が届いた。市川繁治郎氏による解説付き。 序文で改訂者のChapman氏は、"Literally millions of persons have put Roget's work to its widest proper use as a memory-jogger for words they know but c…

仕事始め

今日は仕事始め。アマゾンやら日本の古本屋やら、本は職場宛に届けてもらうようにしている。そしてその多くは研究室の書架や物置と化したソファーの上や床の上に居場所を求めるか、研究室近くの隠れ家の畳替えしたばかりの小部屋を覆うかしている。 年末にい…

今年もじっくり、ゆっくりと

あけましておめでとうございます。「今年もじっくり、ゆっくりと 自分の仕事を続けたいと思います」と、年賀状に書かせてもらいました。自分の仕事がいつも中途半端に終っている反省と、毎度毎度仕事の遅い言い訳とをこめた、今年の「決意」です。両学会の仕…